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【HLPF2019レポートvol.12】HLPFホワイトボードキャンペーン

みなさんこんにちは,そしてはじめまして!JYPSニューヨーク支部員で派遣団員の井上ゆかりです。

ニューヨーク州立大学ビンガムトン校に通っており、経済学部専攻です。


HLPFには急遽参加させていただけることになりました。 今回は、現地時間7月16日にHLPFにて行われた日本政府レセプションで、私たちが取り組んだキャンペーンの様子を皆さんにお伝えしたいと思います。

キャンペーンでは、JYPSのブースを訪れてくださった方を対象に、アンケート調査を実施いたしました!アンケートでは、”SDGsの実現のためにユースが貢献出来る事として、何が一番必要だと思いますか?" とお伺いし、みなさんに快くお答え頂きました。


答えてくださった方々の意見は様々で、ユースの積極的な参画の為には多くの要素が必要になると思いました。キャンペーン参加者からいただいたアイデアを、皆さんにご紹介したいと思います!


「無償で良質な教育を受ける事」


確かに教育は、特に若者にとって重要です。それ故、生まれ育った国や地域、家庭の経済状況、性別等の理由や差別により質の高い教育を受ける機会が奪われたり、そのような問題により将来のあらゆる可能性が立たれてしまうことはあってってはいけませんね。SDGsのでも4番のゴールに『質のいい教育をみんなに』というのがあります。小学校に通えていない子どもの数は6100万人ほどです。(2013年データ)さらに、学校に通いさえすればいいのではなく、教師の数や質、教科書の不足などの問題があります。世界の2億5000人ほどの子どもは小学校4年生の段階で読み書きができません。世界の読み書きができない成人の2/3は女性です。ここにもジェンダー格差があるのです。さらに、SDGsについて知ってもらうためにも、教育は必要不可欠です。


「ユースが気候変動活動に取り組めますように」


ユースの気候変動への活動は見落とされがちだと思いますが、意見を持ち、自分からアクションを取っていくことは大事なことですね。若者が気候変動に取り組むとかどうしたらいいの?と思う人も多いと思います。私自身JYPS に入る以前は若者が気候変動にどのように取り組めるか考えたことはありませんでした。インドでは、気候変動の意識を高めるために若者たちがワークッショプやキャンペーンを行っているそうです。若いから無力なのではなく、行動を起こせば影響を与えることができるかもしれません。私たちプラットフォームはそういった活動がもっと大きな波を起こせるように、より活動を頑張っていきます!


「水のような資源を節約する」


水や資源を大切にすることは基本的なことですがとても大切なことです。水はみんなが使うもので、日本に住んでいると蛇口をひねれば水が飲めて当たり前。シャワーが浴びれて当たり前といった世界です。私自身バックパッカーとして旅することが好きなのですが、旅先で一番困るのはやはり「水」です。もちろん日本の水に慣れていて海外の水で体調を壊してしまうということもあります。ですが、多くの国では寄生虫の心配があるため不用意に水を飲まない、水を大切にする文化があるからシャワーを流しっぱなしにしない、なおかつ使用時間は短くする、といったケースも多くあります。当たり前のような資源ですが、必ずなくてはならない資源です。水や資源を節約することはいつでも始めることができます。活動に参加するのは難しい、何かしたいけど何から始めたらいいのかわからないという人も資源を大切に生活するところから始めませんか?


「協力」


協力と一言で言ってもいろいろな形があります。そして「協力」は私たちプラットフォームにとってとても大切なことです!みなさんが問題意識をもってNGOやNPOなどなど何らかの形として活動することで、私たちプラットフォーラムは初めて意味を成します。みなさんの協力なしではプラットフォーラムは成り立たないのです。ユース同士で協力すること、ユースといろいろな団体と協力すること、いろいろな形の協力があります。協力することで、ユースの可能性がより広がると思います。協力できるように、プラットフォームとしての役割を担っていきたいです!


「ユースにSDGsの教育をし、活動に参加するよう促す」


HLPFも皆さんに内容を知ってもらって興味をもってもうことで私たちプラットフォームが参加する意味があります。なんでも問題を知ることから始まります。SDGsについて知らないけど国際問題にはちょっと興味がある、という人にSDGsを知るきっかけを作りたいと思いました。世界には多くの問題があるけどなにができるかわからない、何から始めればいいかがわからない、自分にどう関係しているのか実感がない、という人たちに活動する機会がもっと必要だと思いました。

「SDGsの考えが日々生活に浸透するよう人々を導く。」


私自身JYPS の活動に参加する前はSDGsを聞いたことがあるけどよく知らない、Sustainability って言ってるから環境のこと?国が頑張っていくんだぐらいにしか思っていませんでした。ユースの参画が求められていることも知りませんでした。実際の内容を見てみると、政府だけではなく民間企業はもちろん、若者、ご年配の方みんなで取り組んでいくものだと学びました。JYPSとして活動を発信すること、ユースのコネクションを強めていくとこ、会議の内容をもっと知ってもらうこと、皆さんの意見を届けること、などなどでSDGsの考えが生活に浸透していくよう活動していきます!

「満足にごはんを食べられない人のことを考えて、ごはんを食べる。」


世界には76億人程度の人がいて、そのうち8億4千万人以上が満足な食事をとることができずにいます。その一方で生産された食品の1/3は廃棄されています。全世界で生産されているおそよ40億トンの食品で世界中の人口を賄うことができるのですが、食の不均衡のため多くの人が飢餓で苦しんでいます。食品廃棄が続けば飢餓は先進国にも広がりかねません。日本で生活していると恵まれた生活を当たり前に感じてしまいがちですが、当たり前になっていることを当たり前に思うのではなく感謝して日々生活したいです。

「プラットフォーム」


最後はJYPSの加戸に書いてもらいました!私たちプラットフォームを通して、団体のつながりをより強くし、世界にユースの活動をより活発に行えるようJYPSは、今後の活動も一層頑張って参ります!SDGsの活動は決して遠い世界や偉い大人の人達の間だけで起こっているのではなく、ユースの私たちができることはたくさんあります。今回のキャンペーンでの意見は取り組むのが難しいものばかりではありませんでした。会議とかよくわからない、SDGsとか知らないし何か難しそう、思っている方も沢山いらっしゃると思いますし、私もそんな一人でした。ですが、意見をもつことは誰でもできますし、行動するきっかけは実は日々の生活の中にあると思います。このキャンペーンが皆さんにもう一度何ができるか考えるきっかけになってほしいと思っています!


~おまけの感想~


今回参加してくださった方には感謝いっぱいです!おまけで最近私が聞いたスピーチが面白かったので簡単に紹介したいと思います。テーマは「なぜ若者が政治に参加する必要があるか」です。

突然ですがみなさん、ご自分のご家族を想像してみたください。もし、家族の誰かが勝手に毎日ごはんのメニューを決めて、あなたにお皿洗いも掃除も料理も全部やらせ、あなたの学校や将来をすべて決めてしまったら嫌ですよね?私はものすごく嫌だし理不尽だと思います。でももしあなたが家族になにも言わずに、なにもアクションを起こさなけらばこの状況はずっと続きます。嫌だと思ったら何か行動しないといけません。

政治や国際問題も同じです。もし興味を持たず参加もしなけらば、知らない間に税金を決められ、教育を決められ、性差別が行われ、人種や宗教によって差別されるかもしれないのです。

政治とかなんか難しくてわからない、よく知らないしそんな活動やったことないし、、、という人も多いと思いますが、今日の夜ごはんって何だろう?て思うように今政治って何やってるんだろう?と興味を持っていいし、おかしいと思うとこはおかしいといってもいいのです。経験や膨大な知識がなければ、意見を持ったり何か活動したりできないわけではないのです。若者だっておじいちゃんおばあちゃんだって大事な意見です。と改めて認識しました。


もしスピーチに興味がある方はこちかららどうぞ!https://www.ted.com/talks/hajer_sharief_how_to_use_family_dinner_to_teach_politics


なんかよく知らない、、、と今まで思っていた人でも今回キャンペーンで出てきたトピックに興味を持ってもらえたらうれしいです。最後まで読んで頂きありがとうございました!



井上ゆかり

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