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  • 執筆者の写真japanyouthplatform

【HLPF2019レポートvol.10】HLPF8日目

みなさん、こんにちは!派遣団員の加戸菜々恵です。

HLPFも後半戦に入って数日が経ち、今回のブログは最終日について!


ここまで本当にあっという間の8日間でした!自身にとっては、学ぶことも反省点も多いHLPFでした。

今回は8日目の振り返りもしつつ、私がHLPFや他の国際会議などで感じたことを書きたいと思います。


8日目は最後のVNR(Voluntary National Review) に出席しました。


会議室の様子。みなさん少し疲れが見られますね!(遠い)


私はチュニジアがVNRをしている最中に参加しましたが、発展途上国と先進国で焦点を当てているフェーズや問題の違いなど、日本の現状と当てはめながら感じることができました。

チュニジアは、人々をSDGsに当てはめるための実際の施策や、Left no one behindに沿った政策を強調していました。特に政策や社会自体に声が届きにくいグループ:女性、障がい者、若者、を取り囲む環境や問題に焦点を当て、それらの問題をさまざまなコミュニティーベースで解決していこう(例えば近隣住民のコミュニティーや家族間などの連帯)というポリシーが挙げられ、連帯感の強い国ということを言及していました。


VNR後は国際ネルソン・マンデラデーということで派遣団と国連玄関口のマンデラ前で写真撮影!

マンデラは人権運動、アパルトヘイト撤廃に勤め、ノーベル平和賞を受賞した南アフリカの大統領です。ちなみにマンデラのミドルネームはホリシャシャなのですが、南アフリカの公用語の一つでもあるコーサ語で「トラブルメーカー」という意味があるらしいです。笑


(死ぬほど余談)私の名前はカドナナミなのですが、いろんな国々でたくさんの意味があり自分の名前にびっくりすることもあります。(アフリカの子に以前、ナナは「女王」って意味なんだよと言われ震撼しました。ちなみにカドはインドネシアでは「ギフト」という意味らしいです。名付けてくれたママパパに感謝ですね。笑)


マンデラさん!生きていれば100歳!おめでとう!!

ちなみにこの日に国連のおみやげ屋さんでおみやげを買えば

無料でマンデラバッジがついてきました!


マンデラを拝んだ後、派遣団員大久保と、日本政府国連代表部へ訪問させていただく機会がありました。日本政府国連代表部は厳重な雰囲気で、派遣団員もいつもより背筋が伸びます!


大久保、私、いつもお世話になっている梶本様と


代表部では、これからの国際会議に日本の若者がどのように日本政府と参画していけるのか、梶本様からご意見を伺うとともに私たちの議論にも耳を傾けていただきました。このような国際的な場面だけでなく国内でも、日本の若者に対する参画や意見集約の場をより一層大きくしていくために、私達若者と日本政府との強靭な関係性を追求していくことを言及しました。次世代のSDGs推進プラットフォームが日本政府より昨年設置され、今後どのように相乗効果を生み出すことができるのか、実行をする私自身も期待し、楽しみです!


そして帰りの国連散策。

カメラへ入ってしまう派遣団員大久保


そしてその日の終わりにクロージングセッションがあり、HLPF最終日は以外にもあっさりと幕を閉じました。その後はみんなでラーメンを食べ(日本へ帰るというのに笑)、バタバタとそれぞれの家路につく私達らしいお別れ方でした!


「派遣」という形はここで終わってしまい、みんなはそれぞれの場所でまた各々の活動・JYPS活動をします。ですが!8月中旬の報告書完成までは私達の活動は終わりません!そして派遣団、しつこいながらもまだまだ呟きます!そしてインスタ写真投稿します!笑(JYPS2030)

ぜひ超大作HLPF報告書まで皆様も私達のSNSやメールをフォローしていてくださいね。


最後に。以下に私のちょこっと感想?コラム?を載せておりますのでお時間あればぜひ読んでみてくださいね。

それではこれにて!!!!


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「代表」とは何なのでしょうか。

ここで言う代表は国連のRepresentative含めた会議に参加している全体の人を指します。


ある社会的グループ(ステークホルダー:私たちで言えば若者)の皆の意見を集約して持っていかなければ、または会議での意見や出来事を若者に伝えて次に繋げるアクションを打たなければ、民主主義の上での「代表」は意味がありません。


代表でいえば、学級委員長だけが文化祭でクラスの出し物を決めて良い訳がありません。(関西の学校の場合)「いや...なんでやねん...」となり、もちろん委員長は嫌われるし、クラスの統一もない、楽しい青春の一ページなんてビリビリ...学級崩壊ですね。


(もしかしたらみんな全く納得していなくても委員長がジャイアンだとしたら、ある程度の権力を持っていて、文化祭の出し物がジャイアンのコンサートだったとしてもみんながまとまって従うのかも(恐怖政治)...と言うのは別の話として。)


どのように決めるのか方法を考えることから、公正に公平にみんなで話し合って決める、出し合ったものを学校へ提示する、全てのプロセスの方法を考えることが委員長の役目であって、物事を全て独断で決定することが委員長の務めではありません。その上で「代表」は常に「自分を含んだある社会グループの代弁者」であるべきなんですよね。


SNSで投稿すると、国連へ行くことを「自分とは世界が違う」と言う人がいます。そんな自分自身が「クラスメイト」とは気づかない当人、そして時には「クラスメイト」の存在を置いて国連へ行く「学級委員長」がいます。それでお互いは、そして彼らの社会は良くなるのでしょうか?


では、「公正」で「公平」な意見集約・意見反映を通じて、「クラスメイト」も「学級委員長」も全員が納得できる社会の反映を目指すには、何をすれば良いのでしょうか?


この問いに対する理想の答えや解決策は、目眩がするほど無数のステップを伴います。そして沢山の障壁も。まずは全体の政治や政策に対する包括的な参加。

それを手助けするための資源調達:教育、資金、機会、人員、などなど。ここを整理して一番必要なところをクリアにするステップから手探りでも進めることが重要なんだなと、HLPFの参画によって実際に感じることができました。この感覚を少しでも多くの人に届けれるように私自身もっと学んで実行していきたいと思います。


ちゃんちゃん。

加戸菜々恵



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