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【環境省・小泉大臣との「2050年カーボンニュートラルに向けた将来世代との意見交換会」へ参加しました!】

更新日:2022年9月9日

皆様、こんにちは!

JYPS事務局の宮下諒太です。


今回は、1月15日に行われた環境省・小泉大臣との「2050年カーボンニュートラルに向けた将来世代との意見交換会」についての報告です! 今までに小泉大臣と若者との意見交換会は昨年6月、2019年にも行われ、JYPS事務局や加盟員も参加しています。

☆2020年の6月開催のブログはこちら

【本会議についてのテーマと参加団体】

今回の意見交換会のテーマは、「2050年カーボンニュートラルに向けた将来世代との意見交換会」でした。新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、完全オンライン形式で行われました。


そして、持続可能な社会に向けたジャパンユースプラットフォーム(JYPS)の6団体でした。 (環境省HPの該当ページはこちらをご覧くださいhttp://www.env.go.jp/earth/ondanka/2050CN/next_generation.html)


【提言書】 JYPS事務局は意見交換会に向けてJYPS加盟団のIRESA(国際資源・エネルギー会議)の方々と共に提言書を作成しました。今回の意見交換会では2020年10月に菅総理が発表されたカーボンニュートラル(いわゆる「脱炭素宣言」)と12月に経済産業省から公表された「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」を踏まえ、SDGs達成に向けた若者としての政策提言を行いました。 また、当日JYPS事務局からは、事務局長の倉石と参画部の宮下、そしてJYPS加盟団である国際資源・エネルギー学生会議(IRESA)の松田が参加しました。その他にも今回傍聴枠が設けられ、JYPS事務局からは2名、そしてJYPS加盟団員の傍聴希望の方々が参加しました。 JYPSからの提言内容は大まかに以下の通りとなっています。 ①脱炭素に向けた個人の行動変革のみならず、政府と社会の間の信頼関係に基づく社会構造変革が必要であること ②社会には必ずしも環境主義的な意見を持っているひとだけではない。構造変革にあたっては衝突をなるべく抑えるために、包摂的で民主主義的な場において度重なる議論が必要であること

③民間主導、技術イノベーションに偏重する施策ではなく、SDGsの社会、経済、環境の相乗効果をもたらす施策が求められているということ ④建物の断熱化を初めとする省エネへのさらなる行動が重要であるということ 以上となっています。 (詳細はこちらをご覧ください:「2050 年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」に対する提言_最終版.pdf)


【それぞれの団体の提言、小泉環境相からのコメント】

意見交換会では、Fridays For Future Japan、Climate Youth Japan、JYPS、No Youth No Japan、生物多様性わかものネットワーク、Change Our Next Decadeの順番でそれぞれの提言内容の発表が行われました。各団体が発言するごとに小泉大臣から一言ずつコメントをいただき、それぞれの団体の提言を真剣に聞いていただけている様子が伝わってきました。


自由意見交換の時間では、JYPSとしては、加盟団である日本若者協議会よりいただいた意見を提言しました。意見した内容は以下の通りです。 「日本若者協議会では、<常設的な国民からの意見吸い上げの場><透明性と当事者性を高めるマルチステークホルダーでの対話の場>が政策決定に必要だと考えています。昨年、フランスで150人規模の気候市民会議が実施されました。生活者視点からの自由討論で149提案を提言し、議会での検討にゆだねました。この例を見習い「常設的な若者同士の意見交換の場」として、「日本版気候若者会議」を設置したいと考えています。 目的は、1,環境政策の早期実現、2,開かれた議論の場、3,発信による世論喚起の3つです。 間接民主制を補完する直接民主制として機能することを目指します。 提言先として環境省もお願いしたいと考えています」(引用ママ) 以上が日本若者協議会よりいただいた意見内容です。

この提言で述べられているようにその将来的な影響を受けるであろう人々の数に比して、気候変動・エネルギーの政策決定はまだ一部の人の意見でしか行わていないのが現状です。SDGsのマルチステークホルダー(利害関係者)といった理念に沿うように、若者を始めとしたより多くの利害関係者を巻き込んだ議論が行われていくことを求めました。 自由意見交換の時間には、参加した団体から他にも発言がありました。どのように再生可能エネルギーを増やしていくか、どのように脱石炭火力を達成していくか、気候変動に関心のない人に対して関心を持たせていくか、といった方法について若者の立場から小泉大臣に質問を行う内容でした。 それらの意見に対し、小泉大臣からは再生可能エネルギーや国立公園に関して環境省が現在行われている取組を紹介されたうえで、どういう形で省として若者の意見を正式に取り入れていけるか考えていきたい、とおっしゃっていました。

【最後に】 今回の小泉大臣との意見交換会において多くの参加団体の提言に共通していたこととして、「開かれた意見交換の場」を求める意見があったように感じます。 気候変動への対策は様々な立場にいる多様な人々に関係することです。そのため、若者や環境問題に興味のある人に限らず、開かれた、より多くの人々を巻き込んだ意見交換の場を参加した多くの団体が望んでいる印象でした。同じように、今回JYPSからは、SDGsの「誰一人取り残さない」という理念の下、包摂的に意見を取り入れる必要があることを強調しました。様々な立場の人々の意見を取り入れる仕組み構築のためにも、今後もJYPSとしても多くの加盟団員の方々と共に、より多様な意見を巻き込んで活動や提言を行ってきたいと思います。 #SDGs #環境問題 #youth #CYJ #FFF #COND #わかものネット #NYNJ # 生物多様性わかものネットワーク #No YOUTH NO JAPAN #生物多様性 #脱炭素 #循環型社会  #2050年カーボンニュートラル #環境省 #小泉大臣


 

【提言書】


【メディア掲載情報】



【参加団体】 Fridays for Future Japan

Change Our Next Decade 持続可能な社会に向けたジャパンユースプラットフォーム(JYPS)


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