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【ハイレベル・ポリティカル・フォーラム(HLPF)とは?】HLPFレポートVol.4


今年の7月10日から19日にかけて、アメリカ合衆国はニューヨークにある国連本部でHLPF (High Level Political Forum) を開催します。

HLPFとは、2012年の国連持続可能な開発会議(リオ+20)に基づき、2015年の9月に国連総会において全会一致で可決された「2030アジェンダ」及びその中に掲げられているSDGs (Sustainable Development Goals) と呼ばれる国際目標に関して、各国の取り組み・進捗状況共有・実施の仕方を確認し加速させるための非常に重要な会議です。

今年の会議は「High Level Political Forum 2017: Eradicating poverty and promoting prosperity in a changing worldー貧困をなくし、変化していく世界の中で繁栄を促進する」と題して17個ある目標のうち、以下の7つの目標がレビューの対象となります。

目標1:あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ

目標2:飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する

目標3:あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する

目標5:ジェンダーの平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメントを図る

目標9:レジリエントなインフラを整備し、包摂的で持続可能な産業化を推進するとともに、イノベーションの拡大を図る

目標14:海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する

目標17:持続可能な開発に向けて実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する

具体的なスケジュールとしては、7月10日から14日にかけて、今年のテーマである「Eradicating poverty and promoting prosperity in a changing worldー貧困をなくし、変化していく世界の中で繁栄を促進する」と上にあげた7つの目標に対するテーマ別レビューが行われます。様々なサイドイベントが行われる週末を挟んで、7月17日から19日には「自発的国別レビュー(Voluntaru National Review: VNR)が行われます。去年の会議では22か国参加していたのに対し、今年はその2倍の国が立候補し、44か国がVNRの対象国となっています。ここでは各国が自国の2030アジェンダへの取り組みを他の国、国際社会、そしてステークホルダーの前で発表し、成果をチェックされます。

日本のVNRでは、「持続可能で強靭、そして誰一人取り残さない、経済、社会、環境の統合的向上が実施された未来への先駆者を目指す」というビジョンが置かれています。

HLPFにおいて世界が直面している課題解決に対する政策のフレームワークが決定していく中、若者が積極的に声を上げていくことが非常に大切だと考え、去年に引き続きJYPSはワーキンググループを結成し、現地にメンバーを派遣します。

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