• 大久保勝仁

【麗しの日曜日】HLPFレポートVol.17


こんばんは!

今日は麗しの日曜日,のはずですが9時から17時までUN Major Group of Children & Youth(MGCY)のミーティングがあり,HLPF1週間目を終えてのMGCYとしての全体的な改善点や,来年のHLPFを含め,これからの組織構造の話の場が設けられました.

僕の日曜日は何処へ...などと思いながら参加したミーティング,とは言っても各国のユースが集まるまたとない機会に感謝しつつ,17時まで会議室に閉じこもる,そんな日曜日,とてもステキだと思いませんか.思いませんかね.

さて,ちょっと真面目な話になります.

以下に書く内容はあくまで個人的な意見であり,JYPS全体を代表するものでないことをあらかじめご了承ください.

今年で設立から25周年になるMGCYですが,ようやく国連の中でも年齢のバランスについて言及される機会が増えてきたこともあり,今後もどのような関わり方ができるのか,国連の場だけではなく国内でのユースの参画についても先を見据えて考えていく必要性を再確認し,各国の団体が自国のユースへの周知を確たるものにすべきであると感じることができ,JYPSとしても今後の活動に大いに参考になる議論をすることができました.

あるお偉いさんが,センスとは経験と知識の量である,というようなことを言っていたのを不意に思い出しました.若者という集合体は知識はある程度のレベルまで上げることは可能ですが,経験となるとそうは行かず,確実なセンス(つまり経験と知識)が足りない状態での発言が許容される場が比較的少ないこともあり(特に公式の議論では),そういう現状から無自覚にも大きな枠組みの意思決定のプロセスから疎外されてしまうことが往々にしてあります.

なかなか議論を呼びそうな話ではありますが,問題の根源はともあれ,女性もかつては公式な意思決定の場から疎外されていた集合であります.彼女らはその問題に対して自覚的に取り組むことで,まだ不足な部分は多いですが現在のポジションを手にいれることができ,国連のカンファレンスではパネリスト内でのジェンダーバランスというものが非常に重要視されています.

さて,この地球上に生きている人々の年齢別割合をご存知でしょうか.国連においては分野によって異なりますが,その中で最年長で35歳までがユースに含まれます.国連の調査によれば,以下のような人口ピラミッドになるそうです.

 引用:Population Facts No. 2014/4, August 2014 - Population ageing and sustainable development

日本においては,代議制民主主義であるため,選挙権/被選挙権を持たない年齢層の多くは国の公式な意思決定の場から疎外されることになります.僕らの国は高齢化社会と言われるように,下段中央の人口ピラミッドのような割合になり,比較的少数である若者は,選挙権/被選挙権をもたない層の人口を除けば若者以外の人口に圧倒的に不利な(乱暴な言い方ではありますが)状況にあります.

ここで一つ,個人的な疑問があります.果たして僕らの意思決定は,僕らから遥か下の世代の人々に,無自覚に,無責任に行われてもいいものなのでしょうか.

「そりゃあ子どもの分まで考えて意思決定してるに決まってるじゃん.」という人の意見も確かに理解できますが,ここでは多数決というシステムに問題があると思うわけです.かと言って代わりのものを出せと言われれば,どこか遠くの国の紛争で殺される人々を忘れて空を見て「今日も世界は平和だ...」などと言うしかないのですが.果たして意思決定の場において,少数への十分な配慮をなくして本当に「人はみな平等である」と言えるのでしょうか.

そういえば,facebookの創設者のマーク・ザッカーバーグがハーバード大学の卒業式のスピーチ(気になる人はyoutubeへ!)で「たとえ天才であってもガラスに文字を書く人なんていない!」というようなことを彼の経験から軽い冗談で言っていました.そのスピーチを聞いた時は大笑いしていましたがこのオフィスのガラスの間仕切りには大量に文字が書いてあった(のと大量に付箋が貼ってあった)ので,実際にガラスに書かれた文字を見て「綺麗だな」みたいなことを思いました.国連のカンファレンス期間中の日曜日などというものはこんなもんなのでしょう.ただ本音を言えば僕はミーティングよりセントラルパークに行きたいです.

国連のようにグローバルな意思決定に関われる場にいると,いつの間にか自分が自分より大きい何者かになってしまった,あるいは自分があらゆる人々の代弁者であるという錯覚を起こしてしまうこともよくあります.そういった現象はあまり好きではないのですが,ただ錯覚を起こすことは(それを自覚した上で,という前提が付きますが)活動をコンスタントに続ける上では非常に大事だと思います(日本でいう「やりがい」などという変な感覚につながるのでそれはそれでどうかなとは思いますが).

人々の集合を作るということは,その集合から疎外される人々を反作用として作り出すということと同義であります.それこそが「オレたち仲良い一生友達☆」のようなコミュニティを生み出し,集合の疎外性を全面的にアピールすることによって帰納的に,内外の気圧差で爽やかな曲線を形作る風船のように,外圧と内圧によって己をより強固なものにしていく上で必要な条件(のうちの一つ)でもあり,集合にとってはとても重要なファクターであります.

それが悪いとかではなく,その排他性を自覚するか否かがその集合の質を大きく左右するものではないのかと考えています.だから,JYPSは集合ではなくプラットフォームになる,という意識を持ち続けることが,いくつかあるJYPSの主な役割の一つなのです.

話に隙がありまくる上にまとまりのない文章になってしまいましたが,なかなか長くなったのでここら辺でもう寝ましょうか.

明日から始まるVNR(自発的国別レビュー),錯覚と集合の排他性に自覚的になりつつ,今まで以上に気合を入れて若者を含む市民社会の重要性を訴え続けていきたいと思います.

…。oо○* JYPSからのお知らせ *○оo。… 持続可能な社会に向けたジャパンユースプラットフォーム(Japan Youth Platform for Sustainability: JYPS: 読み「ジップス」)では、これまで様々行ってきた活動の報告と、これからの新体制を決定し、今後どうしていくかを加盟員の皆様と考える場として、JYPS総会を開催いたします。 多くの団体、個人の参加をお待ちしています! 【日時】2017年8月6日 (日) 9:00 - 12:00 【場所】東京ウィメンズプラザ  〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-53-67 詳細、参加登録はコチラからどうぞ! ※会場の大きさの制約上、参加希望人数が溢れてしまった場合は基本的に先着順とさせていただきます。

…。oо○* JYPSに参加しよう!! *○оo。…

「どう参加するの?」 とっても簡単です! 意見交換やキャンペーン、政策提言の準備などは、メーリングリストにて行われます。なので、メーリングリストに登録すれば、意見を表明する機会や、関連する議論に参加する機会が流れてきますし、関連する募集も行われます。

また、若者団体からは、「ポジションペーパー」と呼ばれる各団体が、国連などで議論されているテーマに対してどう考えているのかを記したものを公表してもらうこともできます。そのポジションペーパーは、日本の若者として意見を発信する際にしっかりと考慮されます。

またそのような意見をまとめる作業にも、メーリングリスト参加者している人はだれでも参加が可能です。

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