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執筆者の写真japanyouthplatform

「いのち会議」キックオフイベントに登壇しました

更新日:4月21日

文責:政策提言部 川和ニコラ


2024年3月21日、大阪大学中之島センターとオンライン配信のハイブリッドで、シンポジウム「いのち会議 ×『SDGs +beyond』-未来に向けて我々が今なすべきこと-」が開催され、ユースの立場から政策提言部の川和が登壇しパネルディスカッションに参加しました。

 「いのち会議」は、2025年に開催される大阪・関西万博を契機に、2023年3月に大阪大学と関西経済3団体によって立ち上げられました。「いのち会議」では、SDGsの理念や実践状況を確認し、「だれ一人取り残さない」社会の実現を目指すとともに、ポストSDGsに人類が目指すべき目標に関しても議論します。また、自分が望むことや未来の社会に関して、若者やこどもも含めた声を集約し、「いのち宣言」の形にして、大阪・関西万博の場で世界中に発信します。
 西尾章治郎大阪大学総長(「いのち会議」事業推進協議会 議長)から開会挨拶後、国際協力機構(JICA)の田中明彦理事長による基調講演がありました。その後、

 国際機関:
 根本かおる 国連広報センター所長
 経済界:
 角元敬治 関西経済同友会代表幹事
 NGO:
 池上清子 公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン理事長
 自治体:
 河添 靖宏 島根県海士町郷づくり特命担当グローカルコーディネーター
 ユース:
 川和ニコラ JYPS政策提言部

それぞれの立場からの話題提供があり、「いのち輝く未来社会」について、何が必要か、どう行動すべきか等についてパネルディスカッションが行われました。





「いのち会議」ホームページURL:https://inochi-forum.org/







以下、川和が登壇を締めくくった言葉です。 ぜひご一読ください。


昨年度の政策提言書はこちらから




 
 日本のユースは今、大変厳しい状況に置かれています。2021年の子どもの相対的貧困率は15.4%と先進国で最悪です。小中高生の自殺者数は20年に500人を超え、23年には507人でした。また、確かに10代、20代の投票率は他の世代と比べても低く、今国会で最も若い、初の平成生まれの国会議員である馬場雄基衆議院議員は31歳、私よりも11歳年上なんです。加えて、10代、20代の投票率が上昇しても、少子化で日本のユースのプレゼンスはさほど上昇しない。

 はっきり言って日本のユースを取り巻く状況は、やばいんです!

 でも、だからこそ単なるユース参加にとどまらない”意味あるユース参画”が必要なのではないでしょうか?

 皆さんが「いのち輝く社会を作っていこう」と言ったとき、そのいのちはどこまでの世代のいのちなのでしょうか?パネリストの皆さんもいかがでしょうか。ユースの強み、それは先ほど挙げたように、制約のない発想力と想像力でより遠くの未来を見ているということです。私の場合は自分の子ども、そして孫が生きる世界を見ています。私が20歳なので、ざっと孫が誕生しすくすくと成長していくのは50年後、2074年でしょうか。どうでしょうか、皆さん想像できますか?

 しかし、私は世代間の対立を作りたいわけではありません。年配の皆さんに、退任してくれと言いたいわけではありません。ユースの声をもっと聞いてくれと陳情しに来たわけではありません。ユースを含めた様々な社会の多様な構成員でいのち輝く未来社会の設計に向けて手を取り合って、協働していきませんか、と。いのち輝く社会を作っていく、まさにSDGsの理念である誰一人取り残さない世の中を作っていくためには、多種多様な背景を持った人々による意思決定が必要です。世代を超えて連帯することが重要なのです。

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