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執筆者の写真japanyouthplatform

【ECOSOC YF 2019 Vol.4 1日目】

更新日:2022年9月13日

こんにちは。持続可能な社会に向けたジャパンユースプラットフォーム(Japan Youth Platform for Sustainability:JYPS) ニューヨーク支部政策局員の幾田歩未と菊田礼です。今日は、イベント盛りだくさんだったECOSOC Youth Forum 1日目について私たちがレポートしていきます。


ECOSOC Youth Forumとは?と思った方はこちらをのぞいてみてくださいね!

それでは、スタートです!


まずは前日から事前会議に参加していた、同じくニューヨーク支部のメンバーである加戸、新と合流。およそ1年もの間、オンラインでやり取りを続けていましたが、ついに対面し、皆で決意新たに、国連本部へと向かいました。


会議が始まる前に、国際連合日本政府代表部次席常駐代表でいらっしゃる星野俊也大使とお話する機会を設けていただきました。これまで、こうして日本の若者が国際会議に参加する機会はそう多くなく、このような繋がりが増えることは喜ばしい、といった温かい励ましの言葉をかけていただきました。また、ご自身も模擬国連の提案者である星野大使は、大学生としての学びやこれからの若者に期待することなど、興味深い話をたくさんしてくださいました。日本のユースの一員であることに恥じぬよう、星野大使からのお言葉を励みに、知識を豊かにそして行動を起こしていかなければならないな、と派遣団員一同は士気を高めて会議に臨みます。



星野大使を中心に、左から幾田、加戸、新、菊田。


ここでなんと、国連特使(Envoy on Youth) の Jayathma Wickramanayakeさんとお会いすることができました。日本のユース団体であることを伝えると、日本のサイドイベントの存在に言及してくださいました。国連大使として、膨大な量の情報を受け取っている彼女の耳にも届いていたことを、嬉しく思いました。

国連特使(Envoy on Youth) の Jayathma Wickramanayake さん、

星野大使と共に記念撮影。

*Opening Session

ECOSOC YFは午前10時からのOpening Sessionで幕が上がりました。

opening session の会場の様子。


まずはじめに、各国から集ったユースへ、議長からメッセージが届けられました。「アジェンダ2030は、ただ各国で共有されているアジェンダではありません。これは、アクションを起こしていく私たちの協力計画です。そしてあなたたちユースが、地球をより公平で平和な未来に導く担い手なのです。」という力強い言葉が印象に残っています。ユースが、様々な世代がこのような国際的な議論に参加し、「世界づくり」に関わり、声をあげていくということはとても大切なことなのだと再確認しました。


続いて、国連特使 (Secretary General Envoy on Youth) からも 『Don’t come with a speech, come with a plan. スピーチではなく、プランを。』とのお言葉が。どれだけ良いアイディアが浮かんでも、それをスピーチとして発表しても、アクション、行動につなげなければ意味がありません。若者という小さく、そして大きな立場、視点からアクションの元になるプラン作りを協力し合い、担っていく決意を新たにしました。


オープニングセッションの最後には、各国から集まったユースの代表や政府関係者が、各ゴールの達成に向けた各自の取り組みや成果を発表する時間が設けられました。「ただ次世代のために発展をしていくだけではなく、若者とともに、若者たちによる発展を」というデンマークユース派遣団の言葉が、このECOSOC Youth Forum の本質をとらえているように感じました。私たちも、フォーラムに各国ユースの代表として参加している以上、ユースの声を拾い、それを届けるという役割を果たしながら、同時にここで得たものを他のユースに発信し、輪を広げていく責任があると感じました。


*Breaking Session - Regional


サイドイベント(サイドイベントについては、後日別記事にて詳しく記載しますので、そちらをお楽しみに!!)を終え、それぞれ地域別のセッションへと移動しました。Africa / Europe, North America and other States / Latin America and the Caribbean / Asia and the Pacific / Arab States region の5つの地域ごとに部屋を分け、それぞれの地域で重要視されている課題についての活発な意見交換が行われました。地域によっては、英語以外の言語が飛び交うこともあり、少し苦戦したセッションでもありました。


地域によっては部屋に人が溢れ、中に入ることすらままならない、というところも…(汗)ですが、定員オーバーで入れない部屋のミーティングの様子は、ライブ配信を通じて見ることができました。



アジア・太平洋地域は、ディスカッションベースで、

menti等を使った全員参加・発言型のセッションでした。


ここで少し休憩がてら、国連の中を散策。さまざまな言語で書かれたSDGsパネルの前でパシャリ。写真のコンセプトは、「パートナーシップ!!!」地下一階にあるビジターセンターではSDGsのポスターが無料配布されていました。気分転換を終え、1日目最後のセッションへと向かいます!



*Breaking Session - Goals


午後ふたつめのセッションは、2019年のハイレベル政治フォーラム(HLPF)でレビューされるSDGsの6つのゴール(Goal 4,8,10,13,16, 17)についてです。派遣団の4人はそれぞれ、Goal 4, 8, 10, 13のセッションにそれぞれ参加しました。


ゴール13のセッションでは、参加者がアプリを通して質問に投票し、その結果から議題を広げていくという少しユニークな方法が採用されていました。最初の質問は、「何歳ですか?」というもの。回答者の77%が18歳から30歳という結果がスクリーンに表示され、若者が気候変動の問題に関心を持ってその会議室に集まっているということが、実際の数字として証明されました。「気候変動の影響を最も受けるのは若者なのです。その若者の声を聴かずに、彼らにとってのいい未来が保証されることなどないのです。」と熱く語ったスピーカーがいました。あの会場に、あれだけ多くの若者が集った。その事実は、未来がいい方向へと向かっていくことを示しているかのようでした。



写真はゴール4、教育についてのセッションです。それぞれテーマ別に4グループに別れ、「具体的に各政府に勧告をするとしたらどのような勧告を行うか」というディスカッションを行い、最後にグループ別に発表し合いました。


*Reception

最後のセッションを終え、ユースのメンバー、政府関係者、国連職員が招かれたレセプションに幾田と菊田が参加しました。大きな会議室で行われた各セッションとは異なり、一対一でコミュニケーションを取ることのできるレセプションは、他国のユース団体と情報交換や意見交換を行い、新たな関係を構築する絶好の場でした。わたしたちも、JYPSの存在をもっと多くの国のユースに知ってもらうため、たくさんの団体と言葉を交わしました。これから先、同じユース団体として、学びあい、手を取り合って、大きな目標に向けて共に歩みを進めていきたいと思います。



会場の様子。スリランカとポルトガルの代表部によって主催された今年のレセプション。

料理は激辛でした(涙)



私たちは大学の授業の兼ね合いで一足先に国連本部を後にしました。引き続き、加戸と新が2日目に参加します。ECOSOC Youth Forum 2日目のブログは、加戸が更新しますので、そちらもお楽しみに!

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