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執筆者の写真japanyouthplatform

COP25現地視察に行きました!!(5)〜Blue Zoneでの活動Vol. 2〜

3. COP25に対する意見書の提出


11月27日に行われた環境省と日本のユース団体との意見交換会にて、JYPSが提出した意見書を、スイス政府の交渉団に、日本ユースの意見として届けることができました。


スイス政府は、日本政府とともに交渉することも多いとのことで、今後の日本政府への働きかけとともに、スイスにおける気候変動政策の参考になることを願っております。


また、同時にスイス国内のユース団体とのネットワーキングを行うことにも成功し、留学中にスイスにいるユースと交流を深めるとともに、ともに効果的なアクションを取っていくことができたらと考えております。

(スイスの政府交渉団への意見書の手交)


4. 各国のPavilionの巡回


各国のPavilionを回るために多くの時間を取ることはできませんでしたが、印象的であった国のPavilionを紹介したいと思います。

まずは、インドのPavilionですが、大きさと華やかさともに、他の国のブースを圧倒しており、力の入れ具合を感じました。またCOP終了後も取材活動が続けられていました。一方で、他の参加者からは、ブースに多くのお金を使うよりも実際に国内の環境政策にお金を回すべきだとの意見が聞かれました。

(豪華なインドPavilion)

(壁一面のガンジーの言葉)

次に、インドネシアのPavilionですが、こちらは東南アジアで、豊かな熱帯雨林を有していることから、そのような環境と文化が反映された作りとなっています。


(インドネシアの熱帯雨林を彷彿とさせるPavilion)


最後に、ドイツのPavilionですが、こちらは前の2つと比較しても、とてもシンプルな造りをしています。中の構造としても、多くの展示物を配置しているというよりも、席をたくさん設けており、展示物の説明よりも対話を促す狙いがあったのではないかと想像できます。

(ドイツのシンプルなPavilion)


5. 2019年度化石賞


こちらは、国際的な環境NGOグループがCOP期間中毎日、気候変動対策に対して消極的な国に送られる不名誉な賞の授賞式の様子です。

この化石賞は、日本が会期内に2回も受賞したことで、今年特に注目されているように思います。

この賞は毎日1国ではなく、毎日1~3位までが決められており、日本が受賞したものについても、12/3では2位、12/11では1位を獲得しているというのが正しい情報です。

選出方法については、国際的な環境NGOグループの関係者が、毎日いくつか国の候補を出し、メンバーで投票を行い、投票数が多かった順番に化石賞に選出するというものです。

最終日では、2019年度の化石賞を選出するため、1ヶ国のみでした。


受賞した国は、ブラジルでした。

ブラジルは、大統領が環境保全よりも経済政策を優先し、アマゾンの開発を積極的に行なっていることがかなり問題視されていました。

特に、今回のCOPでは、南米から先住民ルーツの参加者も多く、アマゾンの開発が先住民の人権を脅かしているとの指摘も多くされてきました。

この化石賞の発表のあとは、ブラジルからの参加者による抗議でも先住民の方々がリードしていました。

(化石賞を受賞し、最後にみんなで抗議活動)


6. 日本からのユース参加者との交流

最後に、日本からCOP25に参加しているユースの方々と交流する機会を持つことができました。Climate Youth JapanとFridays for Futureから、合計で10人ほど参加していたようで、最終日まで残っていた方々とスペイン料理のパエリアやオムレツ、美味しいワインを飲みながら、COP25での活動、お互いの普段の生活、そして気候変動などの社会問題についても、熱く意見交換をすることができました。

(最後に日本のユースのみんなで)


これで、COP25における活動は終わりましたが、現地での経験ををどのように日本での活動に生かすのか、また来年以降のCOPの場にて、より大きなインパクトを残していくための準備をしてくことがより大切になっていくと考えています。

ここまで、お読みくださり、ありがとうございました。

今後とも、JYPSを、どうぞよろしくお願いいたします!!


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