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【G20ユースサミットレポート:2日目】

前回の記事に引き続き、持続可能な社会に向けたジャパンユースプラットフォーム(Japan Youth Platform for Sustainability:JYPS)が神戸市外国語大学で2日間開催したG20ユースサミットについて紹介させていただきます。


若者主導の団体によるブース出展とワークショップが行われた1日目に続き、2日目は持続可能な開発目標(SDGs)達成に向け様々な社会の課題について議論し、若者の声を集める場を設ける分科会がスタートしました!

(1日目の様子はこちらから読めます!!)


まず午前のオープニングセッションは第1部の発表セッションの会談「ユース&SDGs - Think Locally Act Globally」と第2部のパネルディスカッションを含むプレナリーセッション "Best Partnership with Youth” と二部構成になっていました。


第1部のオープニングセッションでは、JYPS事務局員の大久保が司会を務め、SDGs市民社会ネットワーク(SDGsジャパン)業務執行理事を務めている長島氏、国連ボランティア(UNV)本部渉外広報部の境氏、神戸市企画調整局政策企画部産学連携課長を務めている藤岡氏、一般社団法人グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパンの事務局長の大場氏、企業組合はんしんワーカーズコープ代表理事を務めている馬場氏、そしてJYPSニューヨーク支部統括の加戸、の6名がそれぞれの活動していることについて発表しユースとの関係性を述べました。


そして第2部のパネルディスカッションでは引き続き大久保がモデレーターを務め、SDGs達成のため若者の社会課題に対して声を上げること、とくにスローガンである “Think Locally” =「地域的に考える」が示すように、自分の地域の政治や政策に積極的に参画することの重要性がハイライトされました。



<2日目オープニングセッションの様子>


一時間の昼休憩を終え、午後からはいよいよメインイベントである分科会が始まりました!

テーマは大学とSDGs、気候変動、地方創生とまちづくり、循環型社会、女性の活躍、誰一人取り残さない社会に向けたアクション等と多様で、オープニングセッション同様二部構成になっており、第一サイクルには7つ、第二サイクルで6つで合計13の分科会が行われました。


参加者は自由に興味のある分科会に足を運び、そこで「続く社会」や「誰一人取り残さない社会」づくりに携わる若者団体のリードのもとパネルディスカッション形式で、参加者が登壇者の方に質問したり意見を共有しあう事ができました。


例えば、第一サイクルのLeave No One Behind-Building Inclusive Society(誰も疎外せず包括的な社会形成)の分科会では紛争をなくし平和を主張する学生団体日本学生平和プラットフォーム、日本で暮らす移民の人々の権利を尊重するNPO法人移住連、そしてシリア危機により抑圧されている人々の人権を課題とするNGO Stand with Syria Japanの三団体の方々がそれぞれ登壇されました。


移民についての社会問題について興味がある参加者からはアメリカトランプ政権の移民に対しての厳しい取り締まりや日本での国家義等の日本の移民政策への影響についての質問がありました。

<分科会2-3 「誰一人取り残さない」社会に向けたアクション>


また、第二サイクルの「誰一人取り残さない」社会に向けたアクションの分科会では、働く人全員が民主的に事業運営に携わる協同組合はんしんワーカーズコープ、障害を持つ人々が自立した生活をおくるための障害者自身が運営する事業メインストリーム協会、TRY-外国人労働者・難民と共に歩む会からの代表者が登壇され、参加者とともになぜその疎外が生まれ、固定化されているのか、そもそも「誰も取り残さない」とはどんな状態かという事について考えていきました。





<分科会2-4 若者の政治・意思決定参加>

<分科会1-5 女性の活躍から性不平等の撤廃へ>


当日開催された分科会の参加者は殆ど大学生で、自身の大学では聞けない話を聞くことができたりして貴重なインサイトを得る事ができたと感じた人が大半でした。


最後の閉会式では1日・2日目の若者が集い、JYPS理事であるClimate Youth Japanの今井氏が閉会宣言を行いました。



<閉会式後の全体の集合写真>


こうして2日間にわたって開催されたG20ユースサミットが終了しました。

様々なパッションを持つ団体や若者個人の間にパートナーシップやコネクションを得る事ができ、意義のあるイベントとなりました。

より多くの日本の若者が自分の関心がある政治や政策に参画していけるようなステップを私たちからアクションを起こし、少しですが踏み出せたような気がします!

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