(Youth特設ボードの前で新・加戸)
こんにちは!持続可能な社会に向けたジャパンユースプラットフォーム(Japan Youth Platform for Sustainability:JYPS)NY支部の派遣団の加戸菜々恵です。
ECOSOC YFシリーズも5弾目!今回はECOSOC Youth Forumの2日目についての記事です!
(1日目の様子はこちらから読めます!!)
世界各国からやってきた若者による若者のためのECOSOC Youth Forumも終盤。2日目は朝からChamber Hall(国連の大きな会議室の1つ)にこもりきりの1日でした。アストリアという少し遠い地域のAirbnbを取った私は朝の交通渋滞につかまってしまいましたがなんとか時間にも間に合い、同じくNY支部のPublicityの新と2日目をスタートさせました。
2日目ともなるとユースの顔にも少しだけ疲れが見られましたが、各国の若者代表は最後までしっかりとそれぞれの若者の声に向き合っていました。
(2日目は2人とも一階席にて傍聴することができました。)
2日目は、1日目に行ったBreakout Session (エリア別と今年のHLPFでフォーカスされるゴール別の意見交換の会議)で出てきたユースの声を1つの発言文書としてまとめたものをプレナリーセッションで各ユースの代表がそれらについて発言する機会が与えれました。そしてそれらの発言文書に加えて各国のユースがオープンに発言し、それぞれのエリアやゴールに対するユースの意見をよりしっかりと固めていきました。
エリア別、ゴール別で両方でユースが向き合うさまざまな問題とその改善を求める声が上がり、特にエリア別では途上国と発展途上国の違いや、エリア共通の男女の均等などを訴える声が挙げられました。エリア別でもHLPFのレビューゴールに焦点をあてた意見が多く、若者のDecent work (働きがいのある人間らしい仕事)についてなどの1つのゴールに焦点を当てたものもあれば、男女の平等な働く機会作りなどゴールをいくつか合わせた意見も多々挙がってきていました。ゴール別の意見交換でもそれぞれのゴールは別セッションの発言文書とはいえ、不平等 (Inequality) や差別 (Discrimination) についての内容が共通して多く挙げられていました。InequalityはSDGsの1つとして挙げられていますが、たくさんのゴールの中に内在していることから、このセッションで改めてそれぞれのゴールの関連性の強さを感じました。
その他にも本会議の中で議長から出されたいくつかの質問に希望した各国がオープンに答えることができる場所が設けられました。私たちJYPSもノートを取りながら国連日本政府代表部と一緒に日本としての発言の機会をうかがっていました。質問に回答するためには、各国のパネルの前にあるマイクのボタンを押して発言の順番を待つ(議長が国名を呼ぶ)必要があります。もちろん人数や時間に限りがあるので、質問に答えることのできる国は限られています。
その最後のセッション中、私たちは質問の1つに日本のSDGsに対する取り組みを当てはめて発言することができました。約1分という短い間でしたが、私たちが日本政府と行っている次世代プラットフォームの取り組みについて、各国と行った1日目の若者のプラットフォームとしてのメカニズムについてのサイドイベントの開催など、私たちが日本の若者として何ができるのかを各国に届けることができました。
(セッションにて発言中の加戸)
本会議も閉会され、最後は参加者全体で集合写真を撮ることに。一枚の写真に入りきらないほどの世界中からの若者たちは(実際に入りきっていません笑)、今回の会議で何を各国に持ち帰るのでしょうか。私たちは"ACT NOW"と書かれた沢山のパネルを掲げた情熱のある彼らと一緒に、誰1人取り残さない社会、そして持続可能な社会に向けて、実際にAct、すなわち Implimentation (実行)していかなければいけません。
会議中にも沢山使われていたワードの1つである"Implementation"ですが、現在"Not speech, but act now."を実行する人はどれほどいるのでしょうか。こうして国際会議に出席することのできた環境を最大限に生かし、今の日本の若者に還元していくために、私たちは日本の若者へ実際にアクションを起こし続ける団体でありたいと願っています。
(会議最後の集合写真。たくさんの "ACT NOW"が見られます。)
会議の後は、国連日本代表部の方よりお誘いいただいた夕食会に出席しました。国連日本代表部、星野親善大使、そして代表部梶本様との楽しく充実した夕食会でした。星野親善大使が日本模擬国連の創始者であることから、どんな団体でも関係なく共通した悩みについてや、若者としてどのように団体を運営していくのかなど様々な視点からご意見をいただくことができました。
(国連日本代表部との夕食会にて)
夕食後は新と歩きながらこれからの日本の若者とJYPSの参画について広がるアイディアを話し合い、それぞれ別々の帰路につきました。他のメンバーを含め、別々の場所、異なった時差、そしてオンライン上のでコミュニケーションになってしまうNY支部ですが、しっかりと面と向かって話し合った後はより良い関係、より良い支部になれたのではないかと感じました。後は"ACT NOW" だけです!
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